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◎障がい者福祉避難所訓練に参加して

2月7日(日)、わかば会館で障がい者福祉避難所訓練がありました。
講師にご自身も身体障がい者で福祉機器開発部の室長をされている硯川潤氏をお迎えして「災害時あなたにとって何が必要ですか?」をテーマに開催されました。
今回の訓練では、ワークショップを通じて自分に必要な備えを知り、防災・減災の原点である「自助」を改めて考えました。
身体能力や判断能力などに制約がある障がい者の場合はその人ごとに、災害に備えるべき物的・人的サポートが違ってきます。そのことを踏まえて、障がい者用の災害対策チェックキットを使って、首都直下型の大地震でライフラインが完全に止まったなかで7日間過ごすことを想定して、日頃の備えを確かめました。水や食料などの一般的な自宅の備えだけでなく、それぞれの障がいに応じて必要な薬や車いすなど特別なものは欠けていないか、地域とのつながりや医療機関との連携などの人的な備えは大丈夫かということも確認する必要があります。
先の見えない災害時に、強い不安からパニック状態に陥りやすい知的障がい者とその家族には、地域の人たち、公的機関、ボランティアなどの助けが必要になると思います。日頃から災害時に必要なもの、避難所の確認を行っておくことはもちろんですが、いざというときに助けてくれる人的なつながりをたくさん作っておくことを心掛けていなければいけないと思いました。
そして、行政や公的機関には避難所や備品だけでなくボランティアの確保などの人的備えも整えてほしいと思います。